奈良市写真美術館 入江泰吉 「大和し美し」展など開催
2024.09.22 19:23
- 奈良市出身の写真家、入江泰吉が写した大和路の風景など、日本の原風景が並ぶ写真展が奈良市内で開かれています。
- 「やまとは くにのまほろば たたなづく あをかき やまごもれる やまとしうるはし」
- 入江泰吉は、倭建命が詠んだ大和を思う望郷の歌を胸に、大和路を歩き回り撮影してきたといいます。
- 今回は、こうした作品の中から、秋の風景を中心に29点が展示されています。
- 神話伝承に彩られた大和路の風景。
- こちらは、秋の法起寺で、色づく草木と飛鳥文化の遺構が美しく調和していて、目を惹きます。
- そして、同時開催されている写真家・中西敏貴の写真展では、ヤマト王権ともつながりを持ちながら文化基盤を作り上げたとされる、北海道のオホーツク人の痕跡を追いかけた写真や、まるで宇宙の惑星のように見える山々のモノクロ写真など、約200点が展示されています。
- この2つの写真展は、11月24日まで奈良市写真美術館で開かれています。