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奈良のニュース
約120年ぶり大規模修理 興福寺の五重塔本格工事前に起工式
2025.04.07 18:42

 興福寺の五重塔では6日、およそ120年ぶりとなる大規模修理の本格的な工事を前に起工式が行われました。


 興福寺の国宝・五重塔では、明治時代以来となる大規模な修理が行われます。4月から本格的な工事が始まるのを前に行われた起工式では、安全に工事が行われるよう願う表白が読み上げられ、関係者らおよそ150人が静かに見守りました。修理工事では、2025年度中に屋根瓦を外すといい、その後は屋根瓦のふきかえや、塔の一階部分にあたる初重の四隅で建物の重さを支える「大斗」の取り替えなどが行われるということです。

 興福寺 森谷 英俊貫首

「600年の年月を背負ってさあこれから新しい100年200年に向けて行こうという少し緊張しながらも嬉しい気持ちでもあります。何百年に1回の修理の現場に立ち会っていただくということを楽しんでいただけたらと思います。」


 現在、五重塔は素屋根によって見ることができなくなっていますが、2032年から行う素屋根の解体にともなって徐々に姿を現すといいます。修理工事は2034年3月に完了する予定だということです。