ガラス製の模造品は初! 正倉院宝物模造品「瑠璃魚形」などお披露目
2023.07.26 18:06
- 宮内庁正倉院事務所は令和4年度に完成した正倉院宝物の模造品「瑠璃魚型」などを26日、報道陣に公開しました。
- お披露目されたのは「瑠璃小尺(るりのしょうしゃく)」と「瑠璃魚形(るりのうおがた)」のあわせて6つの模造品です。これらは奈良時代の貴族や役人が腰帯に吊り下げていたガラス製の装飾で、「瑠璃小尺」はものさしのような形、「瑠璃魚形」は丸みを帯びた魚の形をしています。実際の宝物の表面に気泡が見られることから、型を取る方法ではなく、やすりを使って削り出す方法で作られたと考えられました。宮内庁正倉院事務所によりますとガラス製の模造品の製作は初めてだといい、今後、展示に向けた準備や検討を進めたいとしています。