火災で被害の「中家住宅」 文化庁が修復補助金1360万円を交付
2025.02.05 17:44
- 2024年7月、火災により茅葺き屋根が燃えるなどの被害を受けた安堵町の「中家住宅」について、文化庁は2月3日付で修復の補助金として1360万円を交付すると発表しました。
- 江戸時代初期に建てられた環濠屋敷で、国の重要文化財に指定されている「中家住宅」は、2024年7月に近くで枯れ草を燃やしていた火が燃え移り、茅葺き屋根などが焼ける被害を受けました。またこのほかにも消火活動時の水で畳も被害を受けるなどし、「中家住宅」の全体の修復費用は約5億円にのぼると見込まれています。
- 県によりますと、今年度中は耐震診断などの費用に1600万円をあてることになっていて、これを国が85%、県と安堵町、それに所有者がそれぞれ5%ずつ負担することになっています。そして文化庁は2月3日付で国の負担分として1360万円を交付すると発表しました。県は2025年度、覆屋の設置といった仮設工事を開始し、2029年3月末までに修復を完了する予定としています。