奈良県知事選 山下さんが初当選
2023.04.10 19:00
- 奈良県知事選挙は9日、投開票が行われ日本維新の会の新人・山下真さんが初当選を果たしました。大阪府以外で初めてとなる維新公認の知事の誕生です。
- 開票結果です。1947年に並ぶ最多6人による激戦となった県知事選挙は山下真さんが26万6000票余りを獲得し初当選を果たしました。投票率は前回4年前を6・33ポイントを上回る54・82%でした。
- 当選した山下さんは54歳。2006年から3期9年間、生駒市長を務め、知事選への挑戦は2回目でした。選挙戦では奈良県で初の民間出身の知事をと訴え、行財政改革と教育無償化、子育て支援の充実などを公約に掲げました。
- 初当選した 山下真さん
- 「みなさんの期待の大きさというのをひしひしと感じておりますので、その期待にそえるように全力で頑張ってまいりたい。徹底した行財政改革が不可欠だと思っています。行財政改革をやる際には民間の発想というものを取り入れて、最小の費用で最大の効果があがるような手法を考えて財源を捻出し、次の段階として住民サービスに使っていきたい。」
- 一方で自民党は候補者を一本化できず保守分裂の選挙戦でした。新人と現職2人の得票数を合わせると当選した山下さんを上回るだけに大きな課題が残りました。
- 平木省さん
- 「立候補自体は私の意思でやっていることですし、現職も維新の候補もそうした形で立候補しているわけですし、結果的には保守分裂ですけど勝ち切れなかったのは私の責任かなと思っています。(支援者の方々には)非常に感謝でいっぱいです。」
- 荒井正吾さん
- 「今までにない戦いの連続でございました。リニア中央新幹線の県内設置の確定、奈良県の発展にとって大きな力になると信じておりますので、これが覆されることのないよう祈るばかりです。」