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奈良のニュース
商業施設と警察がテロ対処合同訓練
2023.11.30 18:00

大型商業施設でのテロ事件を想定してイオンモール橿原と橿原警察署が29日、合同訓練を行いました。


週末には1万人ほどが訪れにぎわうというイオンモール橿原。訓練には従業員や警察官らが参加し刃物や化学薬品を使用したテロ事件を想定して行われました。訓練では刃物を持ったテロリストがモール内で発見され、警察への通報から客の避難、警察官到着までの従業員の対処などが確認されました。2022年発生した安倍元総理銃撃事件以降、組織に属さず1人でテロを計画し実行する「ローンオフェンダー」の対策が課題となっています。


29日は、化学薬品を想定した不審物対処訓練も行われ、負傷者の救出や化学薬品の判別などが同時に進められました。


橿原警察署 今西寿広署長

「国際テロリストも日本を名指しして標的としていることからも、大型商業施設を狙ったテロ等の発生が懸念されるところであります。身近にテロの危険があるということを実感していただければと思います。」


イオンモール橿原ではこうした訓練で従業員の初期対応力の強化や防犯意識の向上につながればとしています。