奈良市クリーンセンター候補地「七条地区」継続 仲川市長「意思決定をする時期」
2023.08.16 18:30
- 奈良市の仲川市長は16日、市が計画している新しいごみ処理施設について、改めて七条地区を候補地とする考えを示し次回18日の建設計画策定委員会で今後の方向性を決めたいと述べました。
- 奈良市はごみ処理施設「環境清美工場」の老朽化により新たなクリーンセンターの建設を計画しています。現在の候補地である七条地区をめぐっては8月1日、建設計画地に学校や病院があり公害調停条項に違反していることや市のハザードマップで洪水・浸水想定区域にあたることなどから建設候補地に隣接する自治連合会の代表らが建設に反対する請願書などを市議会に提出していました。16日の会見で仲川市長は改めて七条地区を候補地として事業を進めるとし、現在の施設の老朽化が著しいため自治会などから色々な意見を柔軟に聞いて前向きに進めていきたいと話しました。また仲川市長はこれまで建設候補地などについて協議してきた建設計画策定委員会について、8月2日に開かれた非公式の会合では市がより主体的に進めるべきとし委員会の解散を求める意見も出されたことを明かしました。
- そして今後の方向性については18日開かれる委員会で決めていきたいとしています。
- 奈良市 仲川市長
- 「ある程度ご理解を頂いて物事を進めていくその決断をして意思決定をする時期に来ている。今まで以上にスピード感を持って対応していくことが必要だ。」