帝塚山学園 部活動中の落雷事故受け 「急激な天候の変化で防ぎきれなかった」
2025.04.12 19:24
- 10日発生した、奈良市にある帝塚山学園のグラウンドでの落雷事故を受け、12日学園が会見を開き「急激な天候の変化で防ぎきれなかった」と説明しました。

- 10日、午後5時50分頃奈良市にある帝塚山学園の第2グラウンドで、サッカー部などの部活動中に、落雷が発生しました。
- 落雷事故では、サッカー部に所属する男子中学生2人が、意識不明の重体となっています。
- この事故を受けて帝塚山学園は12日、会見を開きました。
- 帝塚山中学校・高校 小林健校長は
- 「学内で起こった事象でありますので、学校の中での責任と考えております。急激な天候の変化ということで、なかなか今回においては、防ぎきれなかったのかと、私たちは考えております」と話しました。
- 学園によりますと、グラウンドには避雷針が2つあり、事故当時サッカー部や野球部、硬式テニス部の生徒115人がいたといいます。
- サッカー部の顧問は、雷注意報が出されていたことを把握していなかったということです。
- サッカー部の顧問は、学園の聞き取りに対し、雨が降った際、雨雲レーダーを確認しようとした矢先に、落雷が発生したと話しているということです。

- 学園では今後、専門家を入れた委員会を立ち上げ、再発防止策の検討を行っていくとしています。