安倍元総理の慰霊碑を設置 銃撃事件からまもなく1年
2023.07.01 18:13
- 安倍元総理が、奈良市内で選挙の応援演説中に銃撃されて死亡した事件から1年となるのを前に、奈良市内の霊園に慰霊碑が設置されました。
- 「留魂碑」と名付けられた慰霊碑は、自民党奈良県連に所属する国会議員や、県議会議員らでつくる有志の団体が設置したものです。
- 1日午後から、県連会長の高市早苗衆議院議員らおよそ40人が出席して、非公開で除幕式が行われました。
- 碑は奈良市の三笠霊苑の一角にあり、高さ1メートルあまりで、安倍元総理が生前好んで色紙に書いたという「不動心」という文字が刻まれています。
- 慰霊碑については、奈良市が元総理が銃撃された近鉄大和西大寺駅の現場周辺に設ける案を検討しましたが、反対意見もあって見送られていました。
- 団体では落ち着いた静かな場所で安倍元総理を偲んで欲しいとしており、一般の人にも1日から公開されています。
- 佐藤啓 参議院議員は
- 「私の応援に来られて銃弾に倒れたということを考えたときには、私自身安倍昭恵夫人をはじめ、ご遺族の方には大変申し訳ない気持ちでこの1年過ごしてまいりました。静かにこの場所を訪れ、手を合わせて花をたむける安倍先生のことを思い出すような場所になればいいと思っています。」と話しました。
- なお、この団体では元総理の一周忌にあたる7月8日に近鉄大和西大寺駅周辺に献花台を設けることにしています。