弁護団通じて回答 山上被告「旧統一教会の被害者救済願う」
2023.04.07 18:35
- 安倍元総理が銃で撃たれ死亡した事件で、殺人などの罪で起訴された山上徹也被告が、弁護団を通じて報道陣の質問に答え「旧統一教会の被害者の救済を願っている」などと話していることがわかりました。
- 殺人などの罪で起訴されている、山上徹也被告４２歳は、現在大阪拘置所で勾留されています。山上被告の弁護団は６日取材に応じ、山上被告が報道陣からの質問に一部回答したことを明らかにしました。このうち、事件を機に関心が高まり成立した、旧統一教会などの被害者救済に向けた法律については「中身について正確なところは分かりませんが、旧統一教会の被害者が救済されることを願っている」と話しているということです。
- また、拘置所に寄せられた手紙にはすべて目を通していて「温かい言葉に感謝している」と答えたといいます。この事件の裁判は今後、裁判員裁判で審理される見通しですが、山上被告の弁護団は公判前に裁判の争点を整理する手続きのめどが立っていないとし、初公判が年内に行われるのは難しいとの見解を示しました。
