奈良市埋蔵文化財調査センター 春季発掘調査速報展
2023.03.14 18:13
- 奈良市埋蔵文化財調査センターでは、市の教育委員会が行った発掘調査の成果を発表する速報展が開かれています。

- 亀甲型をした素焼きの棺が出土したのは、奈良市西大寺赤田町の赤田横穴墓群(あこだおうけつぼぐん)です。

- 令和3年度の調査で見つかり脚が30本ある丁寧な作りから6世紀後半のものと推測されます。また19号墓の入り口には、2つの埴輪が立てられていました。この埴輪は、墓より100年程古いもので付近の古墳から抜き取り再利用したと考えられています。また、平城京の東南の端にある平城京南方遺跡では、奈良時代に瓦を焼いた窯跡が発見されました。遺構は、五徳池の南側にあり古代には、越田池と呼ばれていました。光明皇后と関係があるとされる二条大路木簡には、「越田瓦屋」の記述があり存在を裏付ける貴重な発見だといいます。春季発掘調査速報展は、3月31日まで開かれています。
