阪神・淡路大震災から29年 山下知事「南海トラフに対し奈良県でも対策を」
2024.01.17 18:55
- 山下知事は、阪神・淡路大震災の発生当時現地で2週間ボランティア活動をし、被害の大きさを目の当たりにしたと話しました。その上で、発生が懸念される南海トラフ巨大地震に対し、奈良県でも対策に取り組んでいきたいとしています。
- 県では、南海トラフ巨大地震など大規模災害発生に備え、県外からの応援部隊や支援物資の受け入れなどを円滑に行うため、県営競輪場や第二浄化センターなど9カ所を広域防災拠点に指定しています。山下知事は、17日の会見で地域防災計画の改定を本格化させ、これらの施設を今後どのように活用するか検討しなければならないと話しました。
- このうち、県が事業の見直しを進めている五條市の大規模広域防災拠点については、用地を防災拠点として活用する方向に変わりはないが従来の計画のような大規模なものではないことを明らかにしました。現在、見直し案が固まりつつあるといい遅くとも今年度中には発表したいとしています。