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奈良のニュース
奈良県知事選挙 告示
2023.03.23 19:44
 第20回統一地方選挙のうち、奈良県知事選挙が23日、告示されました。現職と新人5人のあわせて6人が立候補しました。6人が立候補するのは1947年以来で激戦が予想されます。


 奈良県知事選挙には届出順に日本維新の会の新人・山下真さん、無所属の新人・平木省さん、無所属の新人・尾口五三さん、無所属の現職・荒井正吾さん、無所属の新人・西口伸子さん、無所属の新人・羽多野貴至さんの6人が立候補しました。

 各候補者の訴えです。

日本維新の会 新人・山下真さん

「奈良の県政を大きく変える戦いでございます。徹底して行財政改革をおし進め、財源を捻出します。大阪では教育の無償化がかなり進んでおりますが、奈良県も少しでもこれに近づけるように努力をしてまいります。」

 日本維新の会公認の山下さんは、元生駒市長としての実績をアピールします。そして自身が奈良県で初の民間出身の知事となることでハコモノ行政などから転換し、うまれた財源をもとに子育て支援を充実させたいと訴えます。

無所属 新人・平木省さん

「若い力、そして新しい発想、市町村との連携、私にしかできない奈良県の成長。奈良県は大阪の傘下でもなければ東京の都合で動くところでもありません。奈良県政は奈良県民のためにあります。」

 元総務官僚の平木さんは岐阜県副知事など地方行政で培った現場主義・県民主役の姿勢を強調します。そして、子育てや教育、インフラ整備などへの投資で奈良に成長の好循環を生み出すと訴えました。

無所属 新人・尾口五三さん

「奈良県にリニアいりますか?これ中止をさせようではありませんか。そしてみなさんそのお金で教育や福祉豊かな奈良県にしようではありませんか。教育といえば奈良県、福祉医療といえば奈良県こういう奈良県に私はしていきたい。」

 共産党県委員会の推薦を受ける元大和郡山市議の尾口さんは、今の県政は大型開発中心だと批判し、庶民目線に立った県民の暮らしを優先した県政への転換を訴えます。

無所属 現職・荒井正吾さん

「リニア中央新幹線の奈良市附近駅の県内の確定と五條における2000メートル滑走路。私の戦いは奈良県の未来をかけた戦いである。」

 荒井さんは、リニア中央新幹線や大規模広域防災拠点などの計画を進め奈良をより良くしたいと訴えました。そして医療体制の充実のほか脱ベッドタウンの推進などの実績をアピールしました。

無所属 新人・西口伸子さん

「私はこの奈良をよりよくしたい変えていきたいという思いで立候補しました。私は30年近く教育産業に携わってきました。教育は非常に大切です」

 無所属の西口さんは未来を担う若者のためIT教育などの充実を公約にしています。また、奈良には世界遺産や国宝が数多くあることから外国人観光客を誘致し活性化をはかりたいと訴えました。

無所属 新人・羽多野貴至さん

「一番やりたいと思っているのは少子高齢化対策をメインにやりたいと思っています。奈良自身にも会社が来てもらえるように誘致して、奈良で子育てして永遠に住んで、苦のない奈良にしたいです。」

 会社員の羽多野貴至さんは43歳。少子高齢化対策や子育て世代のために保育園を増設するなど地域の活性化に取り組みたいと訴えました。

今回の奈良県知事選挙では今の県政の継続か刷新かを軸に子育てや教育、人口減少への対策などが争点になると見られます。また、保守分裂の影響がどのように出るか注目されます。

県知事選挙の投票は4月9日に行われ即日開票されます。

また24日から期日前投票が始まります。