特殊詐欺 被害者の9割「被害にあわない自信あった」
2023.03.29 18:45
- 2022年、県内で特殊詐欺の被害にあった人への調査で、9割近くが「自分は被害にあわない自信があった」と答えていたことがわかりました。
- 県警では、去年県内で特殊詐欺の被害にあったり、被害にあう前に警察に相談したりした人にアンケートを行い、約1600人から回答を得ました。それによりますと、被害にあった人のうち約半数が、自分が受けた詐欺の手口を知っていたし9割近くが「被害にあわない自信があった」と答えていました。一方、犯人からの接触があった際に「誰かに相談した」と答えた人の割合は、被害にあった人では、1割未満だったのに対し、未然に防げた人では4割あまりと大きな差がみられました。また、被害を未然に防いだ人に対し、詐欺だと気づいた理由について聞いたところ、自分で詐欺を見破った人が4割あまりありましたが、警察や家族、金融機関の指摘で気づいたケースも4割近くありました。警察では「特殊詐欺は、自分だけで防ぐことは難しい。事件の9割以上が固定電話への着信から始まっているので防犯電話や留守番電話を活用するほか、電話口でお金の話が出たらまずは誰かに相談してほしい」と呼びかけています。