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奈良のニュース
大安寺 がん封じ笹酒祭り
2024.01.23 18:31

 青竹に入れて温められた酒を飲みがん封じを祈願する新春恒例の笹酒祭りが、奈良市の大安寺で行われました。


 笹酒祭りは、奈良時代に光仁天皇が大安寺で切った竹で温めた酒を飲み、長生きしたという故事から命日にあたる1月23日に毎年行われています。

23日は、本堂でがん封じの祈祷が行われ僧侶らが参拝者の肩や背中を錫杖でたたき、無病息災を祈りました。

境内では長さ1メートルほどの竹に入れられ焚火で温められた酒が、着物姿の笹娘によって参拝者に振舞われました。


竹の器に直接酒を注がれるのは、コロナ禍以来となり冷たい空気の中、湯気の上がる酒を飲むのは、格別です。

笹酒を飲んだ人は―

「家内安全とがん封じを家族のために。美味しいものが飲めて幸せです」


「4年前に胃がんになりまして(助かったのは)お参りした効果かなと思って。毎年来ています」


参拝者は竹がほのかに香る酒を美味しそうに飲み干し2024年、1年の健康と無事を祈っていました。