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奈良のニュース
戦中・戦後の資料が伝える くらしにみる昭和の時代 奈良展
2023.06.15 19:40

 戦中・戦後の資料を通じて戦争の悲惨さや平和の尊さを伝える企画展が、15日から奈良市美術館で始まりました。


 企画展は、第二次大戦中や戦後の国民の生活に関する資料を保存・展示する国立の施設「昭和館」が、各地を巡回して行っているものです。奈良県では初めての開催といい、会場には戦時中、出征する人に贈られた寄せ書きや、実際に配給で使われた通帳、戦後、闇市で提供された食事「残飯シチュー」のレプリカ、奈良での出来事を収めた写真パネルや戦争体験を語る人のビデオなど、当時のようすを伝える資料が並びます。


昭和館館長伍藤忠春さん

「過去のひとつの出来事という捉え方ではなく、今、我々が直面しているもの(東アジアの緊張など)とどう向き合っていくのか、それを考えていくときに非常に教訓となる歴史だと思いますので、地元の先輩たちに思いを寄せる意味でも、ぜひ、今の若い奈良の人たちに見ていただければありがたいです。」と話しました。


また、会場には奈良市美術館が独自で集めた奈良市内の写真も展示されています。戦中・戦後の日常を切り取り、時代の空気を感じ取ることができます。

催しはいずれも、6月24日まで開かれています。