能楽の「脇役」ワキ方について学ぶ催し 県立図書情報館
2025.02.24 19:31
- 能楽の世界で「脇役」として登場するワキ方について理解を深める催しが24日、奈良市内で開かれました。

- 能楽で主役を担うシテ方に対し、いわゆる「脇役」として登場するのがワキ方です。この催しはワキ方の3つの流派である「福王流」「下掛宝生流」それに「高安流」から能役者が登場し、流儀の特徴や流派ごとの違いなどを解説するもので今回初めて開催されました。

- ワキ方は多くの場合、主役に先立って登場し、時間や場所、物語の状況を語ることで主役の登場を引き立てる役どころです。

- 流派によって、うたい方や所作、足の使い方など細かな違いがあります。催しを企画した観世流の森山泰幸さんの解説を聞きながら、参加者は能楽の奥深さを感じ取っていました。