県内経済情勢報告 令和6年7月判断「持ち直している」
2024.08.07 18:28
- 奈良財務事務所は7月の経済情勢報告で、県内経済は持ち直しているとして、前回判断を据え置きました。
- 奈良財務事務所では、県内経済の情勢を四半期ごとに判断し、まとめています。個人消費や生産活動、雇用情勢など9つの項目から見た総括判断で、奈良財務事務所は「持ち直している」としていた前回4月の判断を据え置きました。
- 項目別にみると、個人消費は緩やかに回復しつつあり、中でもドラッグストア販売はインバウンドの増加などにより、好調に推移しているということです。
- また雇用情勢については、賃上げに対応できないことから求人を控える中小零細企業がみられる一方、工場の生産ラインでは慢性的に人手不足で、有効求人倍率をみると引き続き求人が求職を上回っていることなどから、持ち直しつつあるとしています。
- 奈良財務事務所は、先行きについて雇用・所得環境が改善する中、定額減税などの政策の効果もあり、持ち直していくことが期待される。引き続き、物価上昇、中東地域をめぐる情勢などの影響には注視していきたいとしています。