天理市庵治町 ため池活用し浸水被害防止へ
2024.07.08 18:02
- 天理市のため池を大雨などの浸水対策に活用する整備工事が完了し、8日、竣工式が行われました。
- 式典では、並河市長が「地域と連携したこの浸水対策をほかの市町村にも広めていきたい」と挨拶しました。
- この整備は、大和川の浸水被害対策の一環として実施されたものです。天理市の庵治地区は、台風などの際に、床上浸水などが発生しており、早急な対応が求められていました。総事業費は約1億3000万円で、大和川の支流の水が増水した際、池に流し込むことで周辺地域の浸水被害解消が見込まれるといいます。
- また、既存のため池を活用することで一般的な地下貯水槽の整備に比べ大幅なコスト削減が実現しています。市では、これからの大雨や台風シーズンにおいての効果を期待しています。