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県立民俗博物館 展示室の一時休止前にガイドツアー
2024.07.14 18:18
大和郡山市にある県立民俗博物館では、収蔵品の整理などのため16日から展示室を一時休止するのを前に、学芸員によるガイドツアーが行われました。
県立民俗博物館では、空調の故障など老朽化している施設の改修と、収蔵品の整理を行うため、16日から展示室を一時休止することが決定しています。
14日は、休止を前にガイドツアーが開かれ、およそ50人が参加しました。
ツアーでは学芸員が、農村の四季の生活などを解説し、参加者は先人たちの知恵などを学んでいました。
参加者は「奈良の昔のことがたくさん学べました。」
「休止する前に来れてよかったです。」
「新しい形でもっと奈良の人や他の人に、生活の魅力、奈良の歴史とか、培ってきた文化っていうのが魅力的に発信できる場になっていただけたら大変嬉しいと思います」と話していました。
民俗博物館は1974年に開館し、大正時代から昭和初期までの農具や生活用品など、およそ4万5000点を収蔵しています。
しかし、半数近くが旧高田東高校などに保管されており、温度や湿度の管理が不十分だといいます。
県立民俗博物館 学芸員 高橋史弥さんは「お客さんがより親しみを持って見学できる博物館、全国各地の研究者の方々が博物館の資料を見て、比較研究などをできる、そういった博物館を目指していきたいというふうに思っています」と話しました。
県では、収蔵品を民俗博物館に移すための費用など、今年度予算でおよそ4800万円を確保しています。
今後、収蔵品の受け入れ基準の明確なルールづくりなどを行い、2027年度の再開を目指すとしています。
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