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奈良のニュース
奈良市 佐保小建設事業費 減額し補正予算案再度提出へ
2024.11.22 18:13

 奈良市の佐保小学校の校舎の建て替えをめぐり、市は建設事業費を63億円あまりとした補正予算案が9月議会で否決されたのを受け、金額を減額したうえで12月議会に再度提出すると明らかにしました。


 佐保小学校では、児童減少が進む鼓阪小学校との統合再編に合わせて老朽化した校舎の建て替えが計画されています。計画を巡っては事業費をおよそ51億円とした当初予算案による入札が物価の高騰などによって不調だったことを受けて、奈良市は63億3800万円あまりに増額した補正予算案を9月議会に提出していましたが、「小学校の校舎としては高すぎる」などとして否決されていました。


12月議会に提出する補正予算案は9月議会提出分より2億6000万円あまり削減し60億7250万円となっています。書架やベンチなどを造り付けにする計画から既製品に変更するほかソーラーパネルなどの取りやめが予定されており、市は「教育に直接影響を与えない部分を見直した」としています。


なお、補正予算案が可決されれば、新しい校舎は2025年夏から工事に入り2027年1月から使用される予定です。

奈良市 仲川市長

「子どもたちにとっての1年は大人とは比べものにならないくらいの重みがあります。9月議会でいただいたさまざまな意見、地域・子ども・保護者からいただいた意見すべて反映できるところは極力反映して、これ以上見直せるところは無いだろうと見直したものを提案させていただいた。」


統合を巡っては早期実現を望む声や鼓阪小学校の存続を求める声など賛否両論の意見があり、市議会での議論が注目されます。