五條市の広域防災拠点めぐり 県議会総合防災対策特別委員会が知事に提言
2024.02.13 18:36
- 山下知事が事業の見直しを進め、大規模な太陽光発電施設の整備などを決めた五條市の広域防災拠点をめぐり、県議会の総合防災対策特別委員会が13日、山下知事に提言書を提出しました。
- 事業の見直しが行われていた五條市の大規模広域防災拠点の用地をめぐっては、1月24日の会見で山下知事が、用地の25ヘクタール以上を使って大規模太陽光発電施設を整備することや、大型のヘリコプターが離着陸できる防災ヘリポートなどを整備する方針を示していました。これを受けて県議会の総合防災対策特別委員会は、「能登半島地震の被害状況から防災力強化への取り組みは喫緊の課題」であるとしたうえで、山下知事に対し、広域防災拠点の防災機能強化のための内容を明確にするよう提言しました。
- 県議会総合防災対策特別委員会 委員長 藤野 良次議員
- 「(広域防災拠点の計画について)ちょっと不透明な部分が多いと感じましたので、防災力強化のことを明らかにしたなかで我々議員としっかりと議論を深めていただきたい。」
- また、計画の大幅な変更への検討の経緯を示し、地元地権者などの意向も踏まえた丁寧な説明を求めたいと話しました。